シカゴ市は、米国五大湖の一つミシガン湖の湖畔に位置する、人口において全米第3位の都市です(1位はニューヨーク、2位はロサンジェルス)。郊外まで含めたシカゴ圏としては、全米第2の労働人口を持つ商業の活発な地域として米国では認識されています。
シカゴ商品取引所(
CBOT:Chicago Board of Trade)やシカゴ商業取引所(
CME:Chicago Mercantile Exchange)などといった、先物市場で有名な取引所が長い伝統を元に先駆的な将来への開拓を続け、シカゴを世界経済の一拠点と知らしめています。近年では、1972年にCMEに登場した通貨先物を先駆けとする、後に世界に急速に拡大した金融派生商品(Delivertives)の取引で、ビジネス界において知られるようになっています。
IITに属するビジネススクール(Stuart Graduate School of Business)は、上記2つの取引所から徒歩で5分と10分程度と非常に近い位置にあり、在学中&卒業後にインターンとしてそれら取引所および関連会社にて働いたり、そのまま就職する学生が毎年少なくありません。逆に既に取引所および関連会社で勤務しつつ、パートタイムで夜間授業に通う学生もいます。このようなことからも、
実際の金融市場に触れる機会が多い環境にあると言えるでしょう。
また、ビジネススクールのファイナンシャルマーケットセンター長(Director of the Center for Financial Markets)の教授は、CMEにて副社長を含めて18年の勤務経験と最近は2004夏までWashington D.C.にある米国商品先物取引委員会の市場概況部部長(Director of market oversight at the U.S. Commodity Futures Trading Commission (CFTC))を任されるなど、
金融市場における実務経験に富んだ教授陣がIITのビジネススクールの特徴の一つに挙げられます。
[ランキングに関して]
金融および金融マーケティングに関して、IITのビジネススクールは683の学校の中で
11位と高い評価を受けています(Global Derivatives Magazine 2003)
他にもいくつかの専門的な雑誌において、高い評価を受けています。つまり様々な分野において、一芸に優れた生徒を受け入れているため、総合的に評価をするビジネスウィークやUSNewsといったランキングでは振るいませんが、専門性の高いランキングにおいては高評価を受けています。
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